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カプリスのかたちをしたアラベスク

小説とか映画とかアニメとかサブカルな文芸界隈。批評未満。すぐにおセンチな気分になる。ご連絡は machahiko1205★gmail.com(★→@)まで。

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目に見える事件は物語か?〜書評・西尾維新「クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い」

読書

 

クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社文庫)

クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社文庫)

 

 

ここ最近、なかなか切実なものになってしまった収入が少ない問題に対して一策講じようとおもい、サブでやってる転職ブログを10日で30記事ほど更新した。1記事が1500〜6000字、平均はだいたい3000字程度なのだけど、これが思った以上にキツい。1日の大半をブログ作業に持っていかれた。ありがたいことにこの大幅なコンテンツ補強(ドーピング?)のおかげで読者数はかなり伸びたのだけど、やはりまだGoogle様の評価が安定していないため検索流入は1桁。ここが正念場だとはわかっているけど、やっぱりキツいもんはキツいわけで、どうやらぼくの身体が先に音を上げてしまったらしい。

 

風邪をひいて高熱を出した。

 

39.0度まで熱が上がったのは何年振りか、全然覚えていない。最後にこれだけの熱を出したのがいつなのかわからないけど、20代では一度もなかったはずだ。

久しぶりだからかそもそも熱が身体に悪いからかはしらないが、ともあれ控えめにいってものすごく体調を崩してしまった。昨日はなんとか子どもの保育所の送り迎えはできたけれどそれ以外は完全にダウンしていて、今日の午前中にちょっとくらいの読書ならできるようにはなった。いまはもうほとんど大丈夫だろう、と信じたい。

で、まえから読んでいた西尾維新がメフィスト賞をとってデビューした「クビキリサイクル」をついに読み終えることができたので、その感想を書こうとおもう。

ネタバレはしない方向で書きます。

 

西尾維新アニメプロジェクト

今回「クビキリサイクル」を読もうとおもったきっかけは表題のOVAプロジェクトがきっかけである。制作はもちろん「物語シリーズ」も手がけるシャフトだ。

西尾維新ってぼくは実は物語シリーズとめだかボックスしか読んだことがない。だから、この「戯言シリーズ」の入り口を小説かアニメのどっちにしようかちょっとなやんだ。で、小説にした。理由は小説のほうがブルーレイよりも安いから!

 

クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い 1(完全生産限定版) [Blu-ray]

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「推理小説」らしさに対抗する小説

この小説「クビキリサイクル」がとても変わっているな、とおもったところが、名探偵不在の推理小説であるところだった。厳密には名探偵は存在しており、その登場はかなりはやい段階から示唆される。しかし、その名探偵と主人公のぼく、そして久渚友はその前に帰らなければならない。

物語は天才の類ばかりが招待された孤島を舞台とした連続殺人で、ここに凡人である「ぼく」と「天才たち」という対立軸が生まれる。

……などと紹介すればけっこう派手な物語になるのだけど、事件そのものはいたって地味だ。そして、「事件の犯人を言い当てるだけなら」ふつーに読んでいればだれにだってできる。

この小説がおもしろかったところは、事件の背後にある真実であり、そしてそれが「推理などというものでは決して到達できない次元にある」という途方もなさだった。はっきりいって、最後に登場した名探偵による推理は、推理なんてものじゃない。ほとんど「理にかなうように整理された事象の羅列」であり、西尾維新の口ぶりを真似れば、「物語らしい物語のかたちをした物語」といったところだろうか。

ともかく、真相にたどり着く推理というものは殺人よりも暴力的で邪悪な営みにすら見えた。その不気味さがおもしろかった。

M-1グランプリ2016の優勝は「銀シャリ」!結果まとめと個人的な寸評だよ!

日記

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銀シャリ、おめでとうございます!!

 

正統派しゃべくり漫才がすきなぼくなので「銀シャリ」優勝を予想していたぼくです。

 

www.waka-macha.com

 

先ほど終わったばっかりのM-1グランプリ2016の速報です。それぞれの得点と審査員コメント、まちゃひこ的寸評をまとめてみた。

ちなみに審査員は松本人志、オール巨人、上沼恵美子、中川家礼二、博多大吉と例年より少ない5名。全体的に関西に寄りすぎている印象が拭えないのでここに2人ほど関東出身の審査員がいればよかった。

友だちは爆笑問題の太田光がいれば最高といっていたがたしかに…!とおもった。

あとおもいつくとしたら、個人的には内村光良とか。過去に南原清隆が審査員経験があるというのもあるけれど、「おもしろければなんでもあり」のM-1であるなら、かつて内村プロデュースで多数の若手・中堅芸人を発掘したウッチャンには審査員をすごくやってもらいたい。

 

結果一覧

  • ファーストラウンド
    • 1位 銀シャリ
    • 2位 敗者復活枠 和牛
    • 3位 スーパーマラドーナ
    • 4位 さらば青春の光
    • 5位 アキナ
    • 同率5位 ハライチ
    • 7位 カミナリ
    • 同率7位 スリムクラブ
    • 9位 相席スタート
  • 最終決戦
    • 優勝 銀シャリ
    • 2位 スーパーマラドーナ
    • 同率2位 和牛

 

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創作に孤独が必要十分だという奴は21世紀を生き残れない/「ガーリッシュナンバー」「俺ガイル」の考察補足

アニメ 事務連絡 読書

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先日、KAI-YOU.netさまに現在放映中のアニメ「ガーリッシュナンバー」と渡航の出世作品「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。(以下『俺ガイル』)」についてのレビュー記事を寄稿させていただきました。

 

kai-you.net

 

お話をお受けして、初稿を書き上げた段階では実は論旨にまとまりがなく、担当の編集さんに何度もアドバイスを受けて、何度も書き直しをしたこともあって割と思い入れのある記事になりました。

最終版(=公開版)ではうまく着地できたかな、と思う反面、やはりちょっと「意味すぎる」と感じないでもなく、それについては自身の力不足を感じています。

いままで今回のような批評の色が強めのアニメ記事を書くと、必ずと言っていいほどいわゆる「アニメ警察」の取り締まりを受けていたのですが、今回はあまりそういうこともなく、Twitterとかエゴサしてみると好意的に受け取ってくださった方がちらほらいて、それがとても嬉しかったです。ありがとうございます。精進します。

 

この記事では寄稿記事の補足、というほどでもないのですが、というよりも渡航からも離れた内容になるのですが、「アイドル作品」と「孤独」についてちょっと考えてみたいとおもいます。

 

目次

  • ぼくらは果たして何を食うのか?
  • いまやぼくらは孤独にすらなれない
  • あわせてどうぞ!

 

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M1グランプリ2016の優勝を予想してみる

日記

 

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M1グランプリは初回からずっと好きで、中川家が優勝したとき中学生だったのだけどすげぇうれしかったのをいまでも鮮明におぼえている。ぼくは中川家みたいなしゃべくり漫才がちいさいころから好きで、即興的で、そしてコンビの関係性が垣間見れるような掛け合いのものを、いまでも作業中にラジオ代わりにYouTubeでよく聞いている。

最初の10回の大会では、フットボールアワー、ブラックマヨネーズ、チュートリアルといった、ぼくの青春時代に関西ローカルのいまや伝説の(!?)深夜番組「?マジっすか!」で活躍していた芸人が次々と優勝していったのもグッとくるポイントだった。ぼくのなかでいまだに小杉は「ヘイヘイオーライ!」だし、徳井は「ダンス」のひとだ。

 

また、無名の芸人が突如としてあらわれるというのもM1のみどころだ。

初回大会の「麒麟」にはじまり、「笑い飯」、「南海キャンディーズ」、「スリムクラブ」、前回大会では「メイプル超合金」などの登場もひたすらうれしいおどろきだった。

とにかく、M1はロマンがつまってる。 ロマンこそM1なのだ。

M-1 グランプリ the BEST 2004~2006 [DVD]

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 お笑いに関して、熱心に見ていたのは中学~高校のときで、ここ十年くらいはテレビでたまに見るくらいになってしまって全然くわしくないけれども、今週末のM1グランプリの優勝予想をしてみる。なお、敗者復活枠について、ここでは考慮しないことにした。

 

目次

  • エントリーNo.231 アキナ(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 結成4年)
  • エントリーNo.73 カミナリ(グレープカンパニー 結成5年)
  • エントリーNo.1843 相席スタート(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 結成3年)
  • エントリーNo.1949 銀シャリ(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 結成11年)
  • エントリーNo.2453 スリムクラブ(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 結成11年)
  • エントリーNo.1888 ハライチ(ワタナベエンターテイメント 結成11年)
  • エントリーNo.171 スーパーマラドーナ(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 結成12年)
  • エントリーNo.2479 さらば青春の光(ザ・森東 結成8年)
  • 順位予想(敗者復活を除く)
  • あわせてどうぞ 

 

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牡蠣の旬を調べてみたついでに、牡蠣の食べ方を思いだしてみた。

ライフハック

サムライスピリッツ零の腐れ外道の絶命奥義「外道の晩餐」を見ていたらみょうにお腹が減ってきた。

 

(微グロ注意)

 

サムライスピリッツのすばらしいところは、対戦相手がちゃんと死ぬところだとおもう。ぼくは間合いとか、補正とか、そういう細かいことがわかるひとじゃないのだけれど、「負けると死ぬ」「敗者にとどめを刺す」というところに緊張感があったり美学があったりする。サムスピやりてえ……。

 

SNK BEST COLLECTION  サムライスピリッツ零

SNK BEST COLLECTION サムライスピリッツ零

 

 

さて、そんなことはさておき、牡蠣である。この時期にとにかく食べたくなるものは牡蠣である。

ぼくが高校生くらいのとき、うちの実家にもネット環境が整備されたのだけど、肝心のメインユーザーの父はネットというものがどういうものかわかっていなかった。

そこで近所のIT親父として知られていた「まーちゃん」にインターネットとはなんぞということを教えてもらっていたのだが、その実演も兼ねてネット通販をやってみたのだ。そして、そのときに購入したのが牡蠣(広島産)である。

以来、年末になると広島産の生牡蠣をネットで購入することが年行事のひとつとして採用された。

だいたい一斗缶がいっぱいになるくらいの量を購入していたので、けっこういろんな食べ方を試すことができた。ああ、牡蠣、くいてぇ。

 

 

ということで、今回は牡蠣をテーマに文章を書いていきたい。

 

目次

  • そもそも牡蠣の旬っていつ?
  • 牡蠣の食べ方を格ゲー風に紹介していくよ!
    • 食う
    • (一斗缶の近くで)↓食う
    • →食う←食う
    • レモン汁+食う
    • 醤油+食う
    • ポン酢+食う
    • すだち+食う
    • ↓タメ↑+醤油+食う
    • ↓タメ↑+バター醤油+食う
    • ↓→↘+食う
    • 弱P・弱P・→・弱K・強P
  • まとめ
  • あわせてどうぞ

 

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