カプリスのかたちをしたアラベスク

このブログはフィクションです。詳しくはプロフィール参照。

【最近のできごと】

西崎憲主宰の電子書籍レーベル「惑星と口笛ブックス」より
小説・詩・短歌のアンソロジー「ヒドゥン・オーサーズ」が発売されました。
ぼくは大滝瓶太として「二十一世紀の作者不明」という短編小説を寄稿しています。

発売翌日の2017年5月29日現在Amazonランキング「日本文学」部門で第3位!

また短編集「教育と育児」も好評発売中です!


美術

ベビーカー付き東京観光はほぼ不可能/ひとりで「バベルの塔展(ボイマンス美術館所蔵)」の感想。

ゴールデンウィークということで、家族(嫁・息子・義母・義叔母)で東京に来た。メインの目的はこの四月から東京へ引っ越してきた義妹夫婦のおうち訪問なのだけれど、一泊して嫁と息子と義母と義叔母は関西へ帰り、ぼくは明日と明後日にちょっとした用事が…

【感想】ボストン美術館所蔵「俺たちの国芳 わたしの国貞」@神戸市博物館

※本展は「館内の写真撮影とネットへの掲載」が認められています。 歌川国芳,「荷宝蔵壁のむだ書」の拡大写真 江戸時代にも相合傘ってあったのね 8月から育児休業を終えて職場復帰する嫁氏から、平日のどこかで家族で遊びに行きたいと渡されたのが「俺たちの…

ダリ展@京都市美術館の感想/画家の言語

この夏は行きたい展覧会がけっこうあって、そのひとつがきょう行ってきたダリ展(終わったら東京でもあるらしい)で、阪急電車、河原町で降り平安神宮まで歩いたら割と遠かった。とても暑くて、ふきだす汗が身体とTシャツをくっつける接着剤になった。だれか…

ピカソ、天才の秘密展(あべのハルカス美術館)へいってきた/鑑賞と創造

扇子を持つ女(パブロ・ピカソ,1905年 油彩/キャンバス) ずっといこういこうとおもいつつ、まだ日程あるわーとおもって先延ばしにしていたピカソ展、きがついたらもうすぐ終わってしまいそうになっていたので、このまえ急いでいってきた。いままでにも何…

視認しえないもの、解体から生じる詩――マグリット展の雑感など

子どもの頃、私は一人の少女と遊ぶのが好きだった。とある小さな田舎町の廃用になった古い墓地のなかで。私たちは地下の舞喪失を見て回り、それらの重い鉄の扉を持ち上げることができた。そして私たちは光の下に再び上がると、そこには一人の画家が、首都か…