カプリスのかたちをしたアラベスク

このブログはフィクションです。詳しくはプロフィール参照。

【最近のできごと】

文学ムック「たべるのがおそい」の編集などを手がける西崎憲主宰の電子書籍レーベル「惑星と口笛ブックス」より
ぼくの初の単著となる短編集「コロニアルタイム」が発売されました。

また同レーベルより発売中のアンソロジー
「ヒドゥン・オーサーズ」

にも短編を寄稿しています。
この本は新潮社が発行している雑誌「波 2017年7月号」で
王様のブランチでおなじみの書評家・滝井朝世さんにも取り上げていただいています。


ぼくはもうよいオトナなので、an・anのセックス特集号なんて読みません

 

 

いい女vs.いい女

いい女vs.いい女

 

 

 

 本屋さんにいったら、an・anのセックス特集号が平積みされていて、そういえばan・anといえばセックスだった。5分ほど立ち読みしていたら、嫁氏が、
「買うんやったら買う!買わんのやったら買わん!」
 と肘でこづいてきた。ぼくは買わなかった。このときすごく優越感があって、ぼくはan・anのセックス特集号を買わなかったぞ!と、盆時期の、これから帰省か旅行かするひとたちで溢れかえった駅のホームで叫びたいくらいだった。

 ところでan・anのセックス特集号は1年に1回のペースで出ている、というようなかんじがある。ほんとうはどうか知らないけど、いっつも夏にやってる気がしているのは、いまが夏のせいか、現代の日本においてセックスが夏の季語だからかのどちらかだからだろう。種田山頭火だって俳句を詠んでいる。

 

分け入っても分け入ってもan・anセックス特集号

 

咳をしてもan・anセックス特集号

 

 これまでに4回ほどan・anセックス特集号を買ってたけど、たしか5年ほど前から女の子専用えっちなDVDが付録で付くようになった。夏目ナナが出てた。けっこうそれが話題になって、an・anセックス特集号を買う輩がそれよりも以前に比べて飛躍的に増えた(ぼくのまわりでは)。そしてかれらは一様にいう、
「女の子はこんなものを読んでいるのか……」


それはちがう!


 とぼくは声を大にしていいたい。ぼくはおんなじゃないけれども、an・anセックス特集号が出るのは女の子が男に比べ絶対的にエロいからというわけじゃない。an・anセックス特集号を蛍光ペンと付箋を巧みに使いながら熟読し、憶えた性技を駆使する女の子や、an・anセックス特集号で憶えた自慰をan・anセックス特集号についているDVDを見ながら実践しているan・anあえぐ女がいるとおもうのだろうか?  an・anセックス特集号を買う輩は男女関係なくネタとして買う20代ばかりで、そこに男女の差はほとんどないだろう。
 誤解のないように書いておくと、ぼくが小一時間ばかりとっちめたいのはan・anセックス特集号を読んで「女の子エロい……(おっきしちゃった///(てへぺろ))」とかおもっちゃうクソ野郎どもだ。エロさに男も女もない。エロいやつがエロいのだ。an・anセックス特集号は、そういったクソ野郎どもをターゲットにしているだろうし、そんなことより野球しようぜ!