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カプリスのかたちをしたアラベスク

小説とか映画とかアニメとかサブカルな文芸界隈。批評未満。すぐにおセンチな気分になる。ご連絡は machahiko1205★gmail.com(★→@)まで。

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2014年秋アニメ、ここまで見た感想をざっくりと~ファンタジーと現実のあわい

アニメ

毎日、一日中後頭部が焼け付いた感じがあってうまく思考できない。このまえは多和田葉子金井美恵子を読めたけれども、基本的に本をきちっと読むだけの体力と集中力が確保できないから、せめてアニメだけでもしっかり見よう!みたいなところで、なんだかがんばっている。

 

この前は、今期のアニメの1、2話を見た感想をざっくり述べたけれども、その後の視聴記録を簡単に公開します。というか、前の時点では見ていなかったけれども、いまは見ている、とかそういうのもあります。

 

ネタバレはないつもりで書いてます。

 

(前回の↓)


2014年秋アニメの第1話とか第2話とかをざっと見た感想 - たらんてら

 

 

今回は5点満点で点数をつけていきます。参考になればうれしいです。

 

 

TERRAFORMARS

点数:★★★☆☆

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なかなか変身しないなぁと思いながら3話くらい見たけれど、本格的に戦闘を始めた第4話から一気に面白くなってきた。あと何気に昆虫の解説とかのナレーションが、古き良きジャンプマンガを思い出させる。死亡フラグが乱立している感じも素敵で、ゴキブリが死ぬシーンに黒い影などのグロ補正がかからない、というのも良いポイント。

 

 

四月は君の嘘

点数:★★★★☆

四月は君の嘘

椿がかわいい。椿と付き合う人生がよかった。

…それはさておき、映像のクオリティが図抜けている感じがある。映像・音楽で詩的な雰囲気を意識しているのはわかるし、それは上手く物語にはまっているのだけれども、やっぱりセリフがくどいように思える。みんなのポエミィなセリフに興ざめしてしまうことがあって、この作品はアニメ化するにあたってセリフをどれだけ削れるかが重要なんじゃないか?とおもう。

 

 

PSYCHO-PASS 2

点数:★★★☆☆

完結するまで評価点を出すべきではない作品だとわかりつつ。

第1期で緻密に作られた世界観をベースにして、緊張感のある一話・ワンシーンが当然のようにおもしろい。しかし、世界観に対してキャラクターが下位にあるような気がして、「作り手の手の内で転がる」印象がないわけではない。そこをどう破ってくれるかに期待。

 

俺、ツインテールになります。

点数:★★☆☆☆

すべり芸といえども、こうなんどもサブいシーンを見せられるとこっちが恥ずかしくなる。唯一評価できるのは、敵がちゃんと爆発するところ。やっぱ敵は爆発しなくちゃね!

 

 

甘城ブリリアントパーク

点数:★★★★☆

甘城ブリリアントパーク

前回の記事を書いた時点では見ていなかったけれども、今期のなかで圧倒的に面白い。こういうことをいうのはイヤだけど、やっぱり京アニって別格な感じあるなあと思わされる安定感。アニメとしての見せ方が、キャラクターの個性が一番映える様にっていうことを細かく計算されて設計されてるんだろうなって思う。ファンタジーとリアリズムの境界を舞台としたこの世界で、いわゆるぼくらが当たり前におもう「現実」が強調される度に、ファンタジーが「現実」になじんでいく感じがるのだけれども、そこになんか違和感というか、ひっかかりがないのが、なんとなく消化不良。おもしろいのだけど、サクッとしすぎてるかも?

 

 

天体のメソッド

点数:★★★☆☆

ファンタジーと現実のあわいにある世界観、といえばこの作品もそうで、甘城ブリリアントパークのような華やかさはない、地味なアニメではあるけれども、しかし上述した「なんとない違和感」「ひっかかり」をちゃんと持っているアニメ。湖の上に現れた円盤は、なにか世界に大きな実害をもたらしたわけではないけれども、街や、そこに住む人々の生活を確かに変えた。平凡化された「異質」から、どのように今後展開されるのかに注目。なんだか「あの花」を思い出すアニメ。

 

 

SHIROBAKO

点数:★★☆☆☆

アニメ製作会社の日常に焦点を当てた、お仕事系アニメ。だけどなんというか、期待以上でも以下でもなく、可もなく不可もなくといった感じで、なんか突き抜けないし、次が気になるわけでもないのに頭を抱えてしまう。悪いとはいわないけど、「これがいい!」ともいえない。

 

 

まとめ

基本的に、今期は面白い作品が多くてうれしい。

ただ、平均点は高いけれども、抜群におもしろい!というものがあるわけじゃない気もする。欲を言えば、なんかもっとぶっ飛んだ感じのものが見たい。

あとそういえば、最近にはじまったことじゃないけれども、ファンタジー設定と視聴者の生きる世界を前提とした「現実」的な設定のあわいに舞台を置いた作品が多くなってきた気もする。TERRAFORMARSPSYCHO-PASS 2のSF設定や、天体のメソッドのどことなくセカイ系の雰囲気とか――まぁセカイ系がファンタジーと現実のあわいにある作品群、というのはちがうけれども――、どうしても設定に既存の枠が透けて見える気がする。その枠の一歩先ってなんだろうなって思う。

(空気系がセカイ系の進化系、というのをなにかの本で読んだ気もするけれど、それは単に論じる人の「そうあって欲しい主観」みたいにおもえちゃって、なんだかなってなった)

 

それではこのへんで!