カプリスのかたちをしたアラベスク

このブログはフィクションです。詳しくはプロフィール参照。

【最近のできごと】

西崎憲主宰の電子書籍レーベル「惑星と口笛ブックス」より
小説・詩・短歌のアンソロジー「ヒドゥン・オーサーズ」が発売されました。
ぼくは大滝瓶太として「二十一世紀の作者不明」という短編小説を寄稿しています。

「波 2017年7月号(新潮社)」など、雑誌にもちらほら取り上げてもらいました。

また短編集「教育と育児」も好評発売中です!


明けましておめでとうございます。

f:id:bibibi-sasa-1205:20150102222548j:plain 


昨年に引き続き、本年もみなさまどうぞよろしくお願いします。

現在、実家へと帰って来てて、いつもながら母が姉の子(初孫)を溺愛する様子をドン引きしながら見ています。
姪はもうすぐ2歳になるのですが、義兄は娘に「メガネ」と呼ばれていました。

 

 

 

忙しいひとのための2014年のまちゃひこ

 研究者になることを完全にあきらめ、D論を書かずに大学を出て、とある中小企業で営業の仕事に就いたそのころ、すごくがんばって書いた小説が1次選考も通過していなかったということを知り絶望する。

最初から営業職の適正がないとはわかってはいたものの、いざはじめてみると、なんとこれが思った以上に相性が最悪で、ストレスを激溜めし、眠りが浅くなったり、後頭部が異常発熱を起こしたり、両手に蕁麻疹が発生したり、耳栓がないと電車に乗れなくなったりする。心療内科に行って、「これを提出すれば会社から長期休暇をもらえるよ」という切り札をもらい、「これを使ったらクズだ!」と自分に言い聞かせながら、お守り代わりに携帯して日々の業務を行う毎日。

夏、一日でも早くこの仕事をやめなければ!と決心し、朝5時に起きて小説を書く生活を始めてみるも、出来上がる文章が救いようもないほどゴミばかりでまたしても絶望する。週間読書人にパワーズの書評が掲載され、めちゃくちゃ喜ぶ。秋、仕事になれて蕁麻疹がでる頻度が少なくなる。会社の飲み会でウエーイしまくって社内評価がすごくあがる。

真剣に書評とか書きたい、なにかこう、本の紹介とか、そういう感じの文章もかいてみたいなーとおもうようになり、ランキングものの記事をいくつか書いてみる。すると思った以上に反響がよくて、アクセス数がこれまでの50倍くらいになる。しかし、わけあってブログを引越しした際、前のブログを消してしまい、SEO的な地盤のすべてを失い、結局アクセス数は前と変わらない感じの現状。

ニコ生をやってみた。
そのときのゲストとのノリで文学フリマに出店することになる。
文学フリマはたくさん売れた。またやりたいと思った。

小説は一年間でひとつも完成させることができなかった。

 

2015年の抱負

なんだかんだで、昨年はやったことないことをたくさんやったのでとても刺激的な一年でした。
正直、ぼくがとても大切に思っていることをまったくの無駄なもの、と完全に言い切るひとたちとかかわることが多かったというのは、ぼくがこれまで考えないようにしていたことこそ、ぼくが一番がんばって考えないといけないことだというのを思い知らされた感じで、たとえば小説を全然読まない会社のひとに
「1984年(オーウェル)」
好き好き大好き超愛してる舞城王太郎)」
「灯台へ(ヴァージニア・ウルフ)」
を読んでもらったら、かれは「灯台へ」をゴミ扱いしていた。
ぼくにとってウルフのあの文章、あの感覚はなんとしてもたどり着きたい境地だけれども、はたしてそれが「いまの時代」に適うものなのか? もちろん、ぼくの思う「すばらしい」が絶対でないのと同様に、かれの感覚もまた絶対視できないだろうし、やはりウルフの「灯台へ」のような小説をおもしろがるには、ある種のトレーニングが必要になると思う。


ただ、ぼく自身がサラリーマンになって痛感したことは、あまりにも本が読めないということだった。正直、ぼくは一般的な同世代の人に比べて、かなり本を読む・読んできた人にあたるとおもう。
しかしこの一年、通勤時や寝る前の1時間、休日には本を開くようにはしていたけれど、疲労なり精神的な余裕のなさなりで、文章がまったく頭に入ってこない……ということが毎日だった。本を読む、という行為は様々な状況のなかでされるわけだけれども、ぼくはいままでこの点をまったく考慮してこなかった。だからぼくは2015年そのことを考えようとおもった。それがひとつ。

 

もうひとつはやっぱり、という感じだけど、小説を完成させる、ということに尽きる。
ぼくは、
「小説を書くのが好きとか楽しいとかいってるやつがムカつく」
と2014年は結構本気で思っていた。小説を書くのはつらい。キツいし、激痩せするし、他の生活に悪い影響が出るし、ほんといやだな、っておもった。だけど、同人誌を作ってみて、すごく素朴にたのしかった。

この「たのしかった」というのは、わりとぼくのなかで新鮮な感覚で、小説を書く、小説じゃなくてもどんな文章でもいいから「書く」ということをする動機なんてその程度でいいんだな、とおもえてよかった。小説を書く動機なんてほとんど考えたことはないけれど、実際、ぼく自身がはじめて小説っぽいものを書いたとき、小説じゃなくてもmixiとかの日記を書き始めたのを振り返ると、たぶんその程度の動機しかなかったはずだ。

たくさん書いたり考えたりするなかで、なにかが歪んでいったって感覚はもう確実にじぶんのなかであって、その歪みをぼくはとりたい感すごくある。
だから、今年は短くても、クオリティが低くてもいいから一作でも多く書きたいし、習作をここに公開したいです。まだ願望系だけど。

 

おわりに

 それから、何気に好評のランキング、今年もちょいちょいやっていきたいと思っています!
もし
「こんなランキングをしてほしい!」
「○○な感じの本たちの紹介をしてほしい!」
などリクエストがあれば
お気軽にTwitterなりgmail(machahiko1205あっとgmail.com)にご連絡ください。

 

そんなこんなで、繰り返しになりますが、今年もよろしくお願いします!