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カプリスのかたちをしたアラベスク

小説とか映画とかアニメとかサブカルな文芸界隈。批評未満。すぐにおセンチな気分になる。ご連絡は machahiko1205★gmail.com(★→@)まで。

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4月の読書のまとめ

読書

いまさらですが、

4月に読んだ本たちの備忘録を作りました。

 

 

読書メーターのまとめ

2016年4月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1363ページ
ナイス数:282ナイス

 

 読了した本たち

かけがえのないマグマ  大森靖子激白

かけがえのないマグマ 大森靖子激白

 

感想:ひたすら素晴らしかった。大森靖子というひとの人生といきあうことで、じぶんの人生がなぜか立ち上がる、稀有な読書経験をした。

読了日:4月26日 著者:大森靖子,最果タヒ

 

グランド・フィナーレ (講談社文庫)

グランド・フィナーレ (講談社文庫)

 

感想:グランドフィナーレは様々な距離を超越しようとする小説で、ロリコンは本質じゃない。子どもという刹那的な季節の終わりを、ひとりのおとなの歪んだレンズをとおしてみる錯覚により、子どもたちの跳躍すべき距離を書き出すことに成功したのだとぼくはおもう。点でしか存在しえない「今」だけを生きる子どもたちは、距離というものを見出せない。

読了日:4月25日 著者:阿部和重

 

夜空はいつでも最高密度の青色だ

夜空はいつでも最高密度の青色だ

 

感想:ブログに感想をかきました。「伝える」ではない、「表現」という行為/夜空はいつでも最高密度の青色だ(最果タヒ) - カプリスのかたちをしたアラベスク 

読了日:4月25日 著者:最果タヒ

 

プラスティック・ソウル

プラスティック・ソウル

 

感想:「アメリカの夜」とおなじく、語り手の分裂に焦点をあてた語りの実験が前面にあらわれた小説。語りのあいだで交換される情報やら意識やら、そういった水面下の運動を感じるものの、小説としてうまく作り上げたとはいいにくいというのが本音。

読了日:4月24日 著者:阿部和重

 

歴史は「べき乗則」で動く――種の絶滅から戦争までを読み解く複雑系科学 (ハヤカワ文庫NF―数理を愉しむシリーズ)

歴史は「べき乗則」で動く――種の絶滅から戦争までを読み解く複雑系科学 (ハヤカワ文庫NF―数理を愉しむシリーズ)

 

感想:複雑系のさわりにはいい本で、簡素なモデルでなにをどう論じるかを丁寧に書いているので、無理なく様々な事象をあつかえ、そこに見られる普遍的な数学的構造をわかりやすく示している。ただ、題名の訳が悪い。ちょっとキャッチーにしすぎて語弊があるような気がしないでもない。

読了日:4月23日 著者:マーク・ブキャナン

 

グローバライズ

グローバライズ

 

感想:ステレオタイプな日本人と、日本人のステレオタイプが生み出した外国人が織りなす、糞も厨二レベルの下ネタも、特に意味のない小説技巧なんでもありの短編集。でも全部読めば長編っぽいつくりにも見えるけど、きっとそう見えるだけ。読んで時間をドブに捨てた感覚に優越感すら見出せる、日本が誇るクソ作家の小説をみんなはやく読むんだ!

読了日:4月13日 著者:木下古栗

 

 

まとめ

ここ1年ほど、月に5冊程度しか読めてないなーって若干焦っていたのですが、このまえ文フリに行って友だちと話していたら、いかに浅い読書しかできてなかったかを思い知らされた。なんというか、量をこなすことばっかりに焦ってて、肝心な質をないがしろにしていたんだとおもう。やっぱり、軸をある程度絞って選書していくべきだなっておもった。とっちらかった読書をしても何にもならない。

4月は最果タヒと阿部和重に集中したかった。両方とももうしばらく集中したいので、とうぶんは小説の読書をこれにここに絞って(特にインディヴィジュアル・プロジェクションとシンセミアが読みたい)、まとまった書評を書きたい。やっぱ脳みそ使わないと、ひたすら腐る感ある。

 

 

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