読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

カプリスのかたちをしたアラベスク

このブログはフィクションです。詳しくはプロフィール参照。

スポンサーリンク

2016年秋アニメのオススメを5作紹介するよ

f:id:bibibi-sasa-1205:20161026175850j:plain

※べつにうちの子の写真とかじゃありません。

 

こんばんは、まちゃひこです。

さいきんはすっかり涼しくなって、というよりは寒いくらいで、秋ってかんじがしてきた。きょうは息子・うぇい太郎が通う保育所の運動会があった。うちの姉の子どもが通う保育所よりは半月ほど遅い運動会で、というのもうぇい太郎の通う保育所は今月頭に移転したばかり。ちいさい子どもは環境の変化に敏感で、移転直後は「お子さんはお変わりないですか?」とわりと細かくきかれたけれど、鈍感なのか図太いのか逞しいのか、いいかたはいろいろあるけれど、息子は常にうぇいうぇい変わらなかった。

さて。きのうの朝に発熱したので参加できるかどうかあやしかったのだけど、なんとか体調は回復して無事にイベントデビューをはたした。これで親の願い通り、うぇい系のパリピへと一歩ちかづいたのである。

 

運動の秋、読書の秋、食欲の秋、とよくいわれるというか、秋という季節は基本的にどんな形容も拒まない寛容さがある。けれどもそれは秋の穏やかさには繋がらなくて、たとえば台風が多い。結婚式をするときも、なるべく9月10月は避けたほうがいいっていうアドバイスをよく受けたものだった。実際、大学院の同期は9月に結婚式をするとばっちり台風が直撃した。そのとき新郎は、「台風も駆けつけてくれて…」とかそういうジョークを苦笑いで飛ばしていたけれども、鴨川の増水っぷりにはたしてきょうはちゃんと帰れるのか……!みたいな不安がぬぐえなかった。

 

また前置きがながくなったけど、きょうの本題は今期のアニメのオススメを紹介します。

さいきんはリアルタイムでアニメを追う余裕がなくなってきていて、網羅型のレビュー記事を書かないのが悔しいところはあるけれど、その分、安定感があって質の高い作品をゆっくりたのしみたいなあとおもう。

 

 3月のライオン(シャフト)

f:id:bibibi-sasa-1205:20161026175523j:image

NHKアニメの新作は羽海野チカの人気マンガが原作の「3月のライオン」。

これは将棋のお話のようなかたちをしながらも、将棋の物語ではないというところにぼくはおもしろさがあるようにおもう、描かれているのは個性豊かなキャラクターたちがいかにして生きるかという切迫した処世術であって、それが盤上で衝突する。原作のあたらしい展開では盤上で生を見出したものたちの視点がやがて将棋盤の外側まで拡張されている。そういう意味では「キャラもの」という風に良くも悪くも読めるところがある。若い、というよりおさなささえ感じる主人公のフィルターを通してしまうせいか、盤上の戦いがやたら感傷的にかんじられるところに評価が割れるかも。

なお、シャフトの作画はとても素晴らしい。シャフトの作画がとくにすぐれているところは、アニメーションを動きで見せないというところにあるのだとおもう。シャフトのアニメは静的な印象を受ける。身体のパーツにぐっと近寄ったカットの巧みな編集や、ひとつの絵のなかにリアルタイムで動く人物とスローモーション、あるいは静止した空間を同居させることによって歪みの強調、そして絵のタッチで強固な世界観を創出するコンセプチュアルな作画。細部まで練りこまれたアニメーションとしての完成度が、「ただ見る」というだけのシャフトのおもしろさを支えている。

3月のライオン コミック 1-11巻セット (ジェッツコミックス)

3月のライオン コミック 1-11巻セット (ジェッツコミックス)

 

 

 

響け!ユーフォニアム2(京都アニメーション)

f:id:bibibi-sasa-1205:20161026175529j:image

京アニの人気アニメの続編。

京アニはシャフトとは正反対の作品作りをする会社だとおもう。シャフトは極度に主観的な物語空間を作るのに対し、京アニは徹底したリアリズムを求めているようにかんじる(参考は以下の写真)。

f:id:bibibi-sasa-1205:20161026181927j:plain

「響け!ユーフォニアム」について、実はぼくはそんなに好きじゃない。高校生の部活にかける青春!みたいなノリが苦手というのがあるけれども、一方でこの作品の良さというのは、日常の居心地の悪さにあると思う。それは、「女子女子した部活の政治的描写」をかなり丁寧にやっていることだ。そして主人公の久美子が、あまりにも特徴のない普通の女の子でありすぎることも、この作品の強さを作っているとおもう。久美子の気だるさ、確かに部活でみんなと成果を出したいけれど、どこかにあることば未満の「面倒くさい」が妙にリアルなのがぼくはいいとかんじた。

 

夏目友人帳 伍

f:id:bibibi-sasa-1205:20161026195851p:image

ひさびさのアニメ化。妖怪が妖怪として描かれてはいるものの、妖怪として扱うことをやめようとする穏やかな作品。ただ、やはり妖怪から妖怪であることは奪えなくて、そういうごつごつした感じのコミュニケーションが、作品に具体的な実感をあたえている。

シリーズが進むにつれ、にゃんこ先生がコミカルになってる。

 

バーナード嬢曰く。(Creators in Pack)

f:id:bibibi-sasa-1205:20161026175540p:image

読書好きのための同名のマンガが原作。

主に実在する小説についての言及がおおく、扱う作品というのは、読書好きにとってはアツいのだけれど、読書慣れしていないひとにとっては実はハードなものだ。この溝というのが読書についての価値観の分かれ目そのものなのだけれど、実質的な主人公の町田さわ子がその架け橋となる。彼女の小説を読まずに読んだ気分になるという性格が、読書に対する価値観を具体性を持ってあぶり出す装置になる。個人的に、村八分に遭いやすいSF好きを序盤に導入したのはすばらしく感じる。あとはラテン文学好きのひととか出てきてほしい。原作はKindleでまとめ買いできるよ。

 

戦国鳥獣戯画〜甲〜(ILCA)

f:id:bibibi-sasa-1205:20161026180353j:plain

ぶっちぎりで絵と発想がおもしろいのが「戦国鳥獣戯画」。すでに冬アニメで2期をやることが決まっているらしい。

この作品は文字通り、戦国武将を動物にして、鳥獣戯画の筆致で巻物の中でアニメをするというところにある。内容はとてもシュールなギャグだ。説明の余地がないっちゃない。

 

まとめ

新しいアニメをリアルタイムで観て、のちにおもしろいと話題になる作品を見つけたときほどたのしいことはないのだけれど、それにはちょっと体力と時間がいる。

10年くらい前に比べ、アニメファンって本当に増えたと思う。最近だとなんかアニメや声優のクレジットカードとか持っている人も珍しくなくなってきているので、そういうのを見るたびにアニメが市民権を得たんだなぁってつくづくおもう。

 

あわせてどうぞ

www.waka-macha.com

www.waka-macha.com