カプリスのかたちをしたアラベスク

このブログはフィクションです。詳しくはプロフィール参照。

【最近のできごと】

文学ムック「たべるのがおそい」の編集などを手がける西崎憲主宰の電子書籍レーベル「惑星と口笛ブックス」より
ぼくの初の単著となる短編集「コロニアルタイム」が発売されました。

また同レーベルより発売中のアンソロジー
「ヒドゥン・オーサーズ」

にも短編を寄稿しています。
この本は新潮社が発行している雑誌「波 2017年7月号」で
王様のブランチでおなじみの書評家・滝井朝世さんにも取り上げていただいています。


大人になると飛影の黒龍波よりも妖狐蔵馬のむごい勝ち方のほうが好きになる。

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「富樫の代表作は?」

という質問に対して、「幽遊白書」と答えるか「HUNTER×HUNTER」と答えるかで世代がざっくり二分される。後者とこたえたひとはたいてい九〇年代以降の生まれだ。

八〇年代生まれのぼくは富樫といえばぶっちぎりで幽遊白書だし、マンガもテレビアニメもがっつりみていた。数多くの名言が生まれ、いまだについ使ってしまう。

そしてTwitterでも幽遊白書のパロディbotもあって、個人的に幻影と戦い続ける戸愚呂(兄)botが大好きだ。

twitter.com

 

それはさておき、おもいだしたかのように今日はひたすら「暗黒武道会」に見入ってしまった。そしてこれを見るなかで、じぶんのなかでかつてと嗜好が大きく変わっていることに気付いたのだった。

 

大人になると黒龍波のような華やかな技はお腹いっぱい。

今回の記事でいいたいことといえばもうこれだけになってしまうのだけれど、邪王炎殺黒龍波って、むかし好きだったし、腕に包帯巻いておかあさんにめっちゃ怒られたりしたけど、大人になってからみてもイマイチなんかぐっとこないんだよね。

だってどんだけがんばっても手から火なんてでないし。

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こういう華やかな技って、ザ☆少年マンガ的な血沸き肉躍るかんじというか、ほとばしる熱いパトスがどーのこーのしそうになるけれど、十代も後半になるころにはどうも飽きてしまう。

 

しかし、今回あらためて幽遊白書を視聴していると、

「妖狐蔵馬めっちゃいいじゃん!」

ってなった。

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妖狐蔵馬の良さは、抜群にその残虐さにある。基本、かれの必殺技というのは拷問系であって、じわじわと相手をいたぶる。暗黒武道会編では裏浦島戦と鴉戦で二回登場し、圧倒的な強さを見せつけ、仙水編では死なないからだの戸愚呂(兄)に永遠に蔵馬の幻影と戦い続けるという死ぬよりもある意味えげつない結末をあたえた。こういう少年マンガ的じゃない「ダークな想像力」がすごくいい。

そして今思えば、飛影と蔵馬という組み合わせは、幽遊白書を一般性の高いマンガにするうえでめちゃくちゃ重要だったんじゃないだろうかね。

飛影は「少年マンガ的」なダークヒーロー的キャラなのに対し、蔵馬は青年漫画的なヒーローに思える。そしてHUNTER×HUNTERでは物語が全体的にさらに残虐性が高くなってきて、蟻編なんて少年マンガとして掲載されているのが不思議なくらいだ。

 

ちなみに暗黒武道会では「裏御伽チーム戦」がオススメ

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「裏御伽チーム戦」では、前述のとおり妖狐蔵馬が登場したり、幻海がめっちゃ強かったり、美しい魔闘家鈴木が出てきたりするので、たぶん暗黒武道会編でいちばん楽しいイベント盛りだくさんだとおもう。ここを好きじゃないひとなんていないんじゃないかな?とおもったりする。

 

ちなみにだけど、ぼくは幽遊白書をdアニメストアを使ってスマホでみました。

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仙水戦や魔界編はぼくのまわりでも好き嫌いがけっこう出ちゃうんですが、暗黒武道会編まではみんな大好きです。

 

ということで今日はここまで。

おつきあいいただき、ありがとうございました。