カプリスのかたちをしたアラベスク

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【最近のできごと】

西崎憲主宰の電子書籍レーベル「惑星と口笛ブックス」より
小説・詩・短歌のアンソロジー「ヒドゥン・オーサーズ」が発売されました。
ぼくは大滝瓶太として「二十一世紀の作者不明」という短編小説を寄稿しています。

発売翌日の2017年5月29日現在Amazonランキング「日本文学」部門で第3位!

また短編集「教育と育児」も好評発売中です!


【お知らせ】電子書籍アンソロジー「ヒドゥン・オーサーズ(惑星と口笛ブックス)」が発売されました!

まちゃひこです。今日はちょっとした活動報告です。

 

目次

 

「ヒドゥン・オーサーズ」が発売!

以前からちょくちょく告知していました、電子書籍アンソロジー「ヒドゥン・オーサーズ」なのですが、今朝から配信が始まったようです。

 

本の紹介文を公式ホームページから引用すると、

日本の現代の詩、俳句、短歌、小説の新しい才能、隠れたオリジネイター、不当に看過された書き手の作品を集めたアンソロジーです。どこにも属さないノ-ウェーヴの書き手たちの驚異の世界。

 

著者:相川英輔、大滝瓶太、大原鮎美、大前粟生、岡田幸生、小川楓子、斎藤見咲子、杉山モナミ、谷川由里子、谷 雄介、照子、西崎憲、野村日魚子、ノリ・ケンゾウ、伴名 練、深沢レナ、深堀 骨、みみやさきちがこ、若草のみち

 

惑星と口笛ブックス

とあります。ぼくはゲラの段階ですべての作品を読ませてもらいましたが、とてつもないエネルギーに満ちています。非常にユニークな作品集だと思っていますので、一人でも多くの方に読んでいただきたいと思っています。

 

ちなみにぼくも「大滝瓶太」として短編小説「二十一世紀の作者不明」を寄稿しています。

かれはそこにある本を手当たり次第に読んでいった。一冊読めば好奇心が枝のように図書館に縦横無尽に網を張り、はじめは望まなかった本が望んだ本へと変わり、かれはそれらを「読むべき本」と呼ぶようになる。その頃のかれは青年というにはまだ幼いけれども、脚立を使わなければ届かなかった一番高い本棚にも背伸びをすれば届くようになっていて、一日一回は髭を剃らなければならないほど毛深くなっていた。指数関数的に膨れ上がった「読むべき本」たちを、一度きりの人生で読むことはもはや不可能になっていた。かれは選ばなければならなかった。「読むべき本」のなかから、「ほんとうに読むべき本」を。

(「二十一世紀の作者不明」より)

 SFと文芸批評の中間みたいな小説だと思います。

ぜひぜひ読んでみてください。感想などいただけると嬉しいです!

 

「惑星と口笛ブックス」について

ヒドゥン・オーサーズを出している「惑星と口笛ブックス」は、作家であり翻訳家でありミュージシャンであり編集者である西崎憲さんが主宰している、個人の出版レーベルです。

電子書籍出版のメリットは低コストで出版でき、かつ在庫が出ない、そして絶版とは無縁であることなのですが、これによって紙媒体として出版しても「採算が取れない本」を世に出しやすくなります。

この「採算が取れない本」というのがなかなか難しいもので、マニアックな海外小説やら知名度の低い新人作家、ぶっ飛んだ作品、愛好家が少ない表現分野などが挙げられるのですが、「惑星と口笛ブックス」はそのようなものに目を向けたレーベルだそうです。

そう考えると、「ヒドゥン・オーサーズ」はこのレーベルを象徴するような企画になっているわけで

 

また、第一回配本は、「ヒドゥン・オーサーズ」に加えて大前粟生の処女短編集「のけどものどもの」も発売されています。

 というわけでみなさま、よろしくお願いいたします。