日曜日に家族で買い物にいったのだけど、本屋の前を通ったとき、
「そろそろうちのうぇい太郎(息子)にも絵本を買い与えるべきであろう」
という話になった。
うちにある絵本はアンパンマンのいないいないばあなのだけど、それはもうかれが読書的にも物理的にもしゃぶりつくしてしまったのである。
うぇい太郎は本が好きだ。
生後3ヶ月にして初読書を経験したのだけど、そのときに読んだのがヴァージニア・ウルフの「歳月」というのはなんとなく示唆的におもえる。もうすぐ生後10ヶ月になるけれど、最近だとじぶんで本をめくれるようになった。保育所でもやはり読書的な意味においても物理的な意味においても、本にかじりついているらしい。
我々夫婦はベビーカーをおしながら本屋に入ったのだけど、そのときあーだこーだ話したことを今回は書こうとおもう。
目次
絵本選びに重視したこと
シンプルな絵でごちゃごちゃしてない
うぇい太郎は0歳児だ。そしてまだことばというものをしらない。ことばというものを知らずにヴァージニア・ウルフを読んだというのもやはり示唆的だけれど、それはここでは関係ない。
ことばがわからないのだから、絵は重要な要素になってくる。
子どもの目がどう見えているのかは30年も経ってしまえばわからないけれど、とにかく知覚して、処理する情報量が少ない方がいいだろうと我々は考えた。
シンプルな図形で構成され、色使いは豊かだけど多すぎない。それを心がけた。
擬音語が多い
うぇい太郎はことばがわからない。しかし音はわかる。ここがポイントである。かれは音楽が好きで、とくにラヴェル「亡き王女のためのパヴァーヌ」、ショパン「愛の夢」、「森のくまさん」がお気に入りだ。
なのでリズミカルな擬音で構成された物語を選ぶことにした。
あいさつのことばがある
うぇい太郎はことばがわからない。しかし、あいさつは人間としてさいしょに覚えてもらいたいことばである。
そこで絵本を選ぶ際には「どんなことばを覚えて欲しいか」という視点も重要なだろう。
われわれは「ありがとう」や「こんにちは」、「さようなら」に着目した。
買った絵本
嫁氏とふたりで吟味して今回は2冊買ったのでそのレビューを書いておく。
がたんごとんがたんごとん

がたん ごとん がたん ごとん (福音館 あかちゃんの絵本)
- 作者: 安西水丸
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1987/06/30
- メディア: ハードカバー
- 購入: 10人 クリック: 70回
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有名な絵本らしい。
真っ黒な汽車が画面中央を駆け抜け、さまざまなキャラクターをのせてがたんごとんと軽快にすすんでゆく。天と地の境界は直線で明瞭に区切られており、その地平線が画面の空間的な広さを生み出し、大地には鮮やかな緑が広がっている。
さいしょに乗せるキャラクターは哺乳瓶であったりと、幼児の生活に密着した細かい気配りがかんじられる。
ゆびにんぎょうえほん はいどうぞ
画面中央に穴が空いており、そこには指人形のウサギがいる。指人形あそびと読み聞かせが同時にできるエンターテイメント性と自由度の高さがポイントである。
物語は指人形のウサギがさまざまなプレゼントをもらい、細かな擬音で使用感を確かめ「ありがとう」とお礼をいうものになっている。
忙しいひとは……
絵本を買うにしても、やっぱり中身を見てからの方がいいとおもう。
「はらぺこあおむし」とかの名作は間違いないっちゃないのだけれど、やっぱり子どもの年齢を考えながら選ぶのがいいし、何よりそれが夫婦間のコミュニケーションになる。
家族で本屋に行く時間も手間もかけられないって家庭はぜったいにある。
そういうひとはこういう試し読みサイトを使って絵本を見ながら購入してみるのもいいんじゃないかなってまちゃひこ的にはおもうよ!
まとめ
今回の内容をざっくりまとめると、
■絵本は中身を見て選んだほうがいい。年齢に合わなかったら興味持たれないよ!
■夫婦で絵本を選ぶのはコミュニケーションになるし、たのしいよ!
■時間がないひとはネットの試し読みサイトを使ってみて!
というわけで、またちょくちょく育児系の記事も書きます!